米国産牛肉の輸入再開が決定しましたね。
フリーターの方々の強い味方!が復活するのでしょうか。
牛丼業界においての対応は各社様々のご様子。
(参考)
で、どうなのと、コレ。
吉野家牛丼、1月末にも 輸入再開へ動き出す外食業界
米国産牛肉の輸入再開が12日に決まったのを受けて、吉野家ディー・アンド・シーが米食肉加工大手などとの仕入れ交渉を本格化させるなど、一部の外食企業が使用再開に向けて動き出した。慎重姿勢の企業も少なくない中、「国が安全性を保証している」などと説明している。
吉野家は早ければ来年1月末、約2年ぶりに牛丼の販売を再開する。禁輸前はほぼ全量が米国産だったが、今後はメキシコ産牛肉も混ぜる予定。米国産牛肉の当面の流通量は禁輸前の2割前後にとどまるためだ。それでも全国約1000店に必要な年間3万トンの確保は難しく、当面は販売数量や時間を限定する。価格も以前の280円(並盛り)より高くするという。
現行法では外食産業は食材の原産地表示義務はないが、農林水産省は今年7月に出したガイドラインで表示を促した。吉野家は「客の関心が高いので、原産国を店頭で表示したい」としている。
焼き肉店「牛角」を展開するレックス・ホールディングスも米国産の使用を前向きに検討中。社員を米食肉加工業者に派遣して、安全性を確かめているという。豪州産の使用は続け、メニューに原産国名を表示して、客に選んでもらう予定だ。
ファミリーレストラン最大手のすかいらーくは「安全は国が保証しているので問題ない」として、来夏以降のメニュー改定期にステーキなどに使うことを検討する。
スーパー業界でも、これまで慎重姿勢だった最大手のイオンは12日、「安全性に関する自主基準を設けて販売再開を検討する」として前向き姿勢に転じた。 (12月12日 朝日新聞)
この翌日、読売社説で
[米牛肉輸入再開]「検査対象を国際基準に合わせよ」
国内でのBSE(牛海綿状脳症)検査を、国際水準に合わせるきっかけとしたい。
米国、カナダ産牛肉の輸入が2年ぶりに再開されることになった。内閣府の食品安全委員会の答申を受け、農林水産省などが禁輸の解除を決めた。
近く、米国産牛肉が牛丼店で復活し、販売店の店頭にも並ぶ。日米間の“とげ”が取り除かれ、悪化しかけた日米関係の改善に役立つものと期待したい。
だが、これで問題が完全に解決したわけではない。国内では、BSE検査を免除する牛の月齢を、20か月以下としている。このため、今回輸入が認められる米国産も、20か月以下に限られる。
欧州など多くの国で、検査対象は30か月以上だ。日本が突出して厳しい姿勢で検査していることに変わりはない。
国内のBSE対策を、危機対応から正常モードに切り替えるには、検査基準の格差是正が欠かせまい。農水省などは、対象を月齢30か月以上とするよう食品委に改めて諮問し、早急に議論を始めるべきである。
2003年末に、米国でBSE感染牛が確認され、日本は牛肉の輸入を禁止した。その後、米国の要求に対し、輸入再開を拒否し続けてきた。日本が義務付けていた全頭検査を、米国が実施していないことが主な理由だった。
国内の全頭検査は、2001年9月に初めて感染牛が見つかったのを契機に、全国的に広がったパニック的な牛肉離れを鎮めるために導入された。
当時、他国並みに月齢30か月以上だけを対象にすべきだ、との意見があった。だが、農林族議員らの声に押され、世界でも異例の措置が採用された。
全頭検査は今年の春、ようやく見直された。ただ、国内で確認された感染牛で最も若かったのが21か月だったため、検査免除の対象は20か月以下という、国際的には依然として厳しい水準になってしまった。
国内ではこれまで、21頭の感染牛が見つかった。しかし、BSEが初めて確認された直後から、牛に対する飼料の規制が強化されている。その後に妊娠して生まれた牛で感染がわかった例はない。
専門家の間では、今後、日本で月齢30か月未満の牛で感染が確認される可能性は極めて低い、との見方が大勢だ。
米国は日本に対し、月齢30か月未満の牛肉の輸入を認めるよう要請している。世界貿易機関(WTO)のルールでは、過剰な検疫などで輸入を妨げるのは違反とされる。無用な摩擦を避ける意味からも、国内基準を見直すべきだ。(12月13日 読売新聞)
これって、なんかスゲー恐い内容だと思いませんか。
しかもスゲー態度
でかいしwww
これ書いた奴何様だよと( ´_ゝ`)
この世の中に完全に安全な食品は無い。
これは間違いないでしょう。
偽装されりゃ、一般の消費者にはわかりませんからね。
オーストラリアから輸入されて、日本で処理されりゃ『国産牛』ってんだから…
ふざけた話です。
専門家の間では、今後、日本で月齢30か月未満の牛で感染が確認される可能性は極めて低い、との見方が大勢だ、とか日本の検査対象は21か月以上で世界は30か月以上、だから日本も世界に合わせなさいってなぁ…。
日本で見つかった最も若い牛は21か月でしょうに…。
もしこのまま輸入が開始、もしくはアメリカの圧力に押され、読売が言うように30か月未満の牛も輸入が拡大され、万が一、国内でヤコブ病患者が出てしまった時に彼等はどう責任を取るつもりでしょうか。
未来のことは誰にもわからないでしょうが、少なくとも読売関係者は、この社説の責任を取るために、輸入再開後は職員全員昼食に
吉牛!!
これを義務化すべきです。
人への感染はきわめて可能性が低いということを、社をあげ是非体現してもらいたいですね。